みんなが口に出して言わないこと。 でも、当たり前なこと。 私たちはそれぞれの人生の主役であり、脚本家でもあるということ。 それを最近つくづく思うのだ。 私は、私の人生をいかようにも変えられる。その権利がある。 人生という映画を面白くさせるのは自分しか居ない! たとえば毎朝、5時に起きて5時40分に家を出る。 そんな時間だから、車は走っていないし歩いている人すら誰も居ない。 普段は忙しい道路をたった一人自転車でかっとばす快感。 一日の始まりに、世界は私が独り占めする。 たとえば今日の突然の人身事故。 普段は規則正しく動いている電車と人の流れが停止する、 復旧のめどがたたない車内に流れるアナウンスに皆パニックになる。 一斉に出口に向かっておしあいへしあいする人たち。 駅の下にある小さなカフェ【赤い風船】 誰にも見えていないかのようなそのドアを開ければ、ジャズが聴こえる。 復旧のめどがたつまで、コーヒーを飲みながら本の続きを。 電車が動き出したら屋根が揺れるからすぐわかる。 なんたってこういう店はウエイターさんが渋くて、無口で、そして暖かい。 一瞬想像のなかで恋に落ちかけながら、本を読む。 1時間が経ち、混雑を避けて乗ったことのない普通列車に乗り込んだ。 知らない景色。知らない駅名。知らない座席カバーの色。 記憶のどこかが覚えている景色が消えてゆく。 もうすっかり暗くなっている背景に、イトーヨーカドーの看板。 まるでどこか知らない街に向かっているような錯覚。 確かに家に帰っているはずなのに、どんどん遠ざかっていくような。 いつのまにタイムトリップしたんだろう。ここはどこ? 気がついたら駅を降り、自転車を漕いでいる。 駅前はお昼とは全然違う顔。お酒と、お好み焼きのソースの匂い。 真っ暗な細い道をライトを照らして走っていくと、 ぽっと灯りがついたようなカフェが目に映ってすぐに消えた。 昨日も、一昨日も、同じ道を通ったはずなのに。 前の見えない道を走り続けて、ふと横を見るともう一つ細く延びる道。 勿論見覚えのないその道の先が真っ暗で、ぞっとする。 狐に化かされているんだ、ここは山だから。 聞こえるのは風と車輪の音だけ。 家の近くまで来ると、道の端に居る灰色の猫と目があった。 その子はこっちをじっと見ている。おびえる様子もなく当たり前のように。 なんとなく呼び止められている気がしてしばらく立ち止まる。 今日のドラマの最後の登場人物は、きっとこの猫だね。 さて、もう寝よう。 #
by fu-ta-ri
| 2006-10-14 14:10
| Usual days
雛鳥の先にある空
ふと目を閉じてみた。 大切で仕方ない人たちの顔が、次々と浮かんでくる。 この数年間で出会った きっとずっと死ぬまで忘れない顔。 私には感謝してもしきれない人たちがいっぱいだな…と少し苦しくなる。 大学に入って、神戸に来て、 私は一人では何もできない変わった奴だということ。 そしてそんな私にも社会でやれる事は無限にあるということを知った。 色々ありすぎて、今はまだ探している途中。 だから、あと少しだけ大好きな人たちと手を繋いで歩いていさせて。 今朝見えなくなった雛鳥みたいに、 飛び立たなければならない瞬間を待ちながら。 #
by fu-ta-ri
| 2006-07-13 00:44
| Usual days
おひさしぶりです、
ってどんだけおひさしぶりだよこの野郎ー。 という読者様からの声が聞こえてきそう。こわくてカウンタ見てませんから。 先月、 を両親に会わせにいきました。 『どーこが男前なん!』 『…やっぱり、ちょっとちっちゃいな (うちの父184cm。彼は170cm。仕方ねーだろう!と) 』 など、私にはコソコソ言ってましたが… 父は短めの緑色のジャケットとおすすめの本をどっさり彼に。 母は中華ちまきやコーンシチュー、コロッケなど毎日たくさん作ってくれて。 『 の彼氏だからこそ厳しい目で見ちゃうけど、 発想を転換してもし出張者の人だったら?って思ったら、もーかっこいいし感じいいし 絶対今までの若い人のなかでイチバンってなるわ。』 あ、そう?と浮き足立ったのもつかのま 『…まぁ私は が最高だと思ってるから、相手にも最高を求めちゃうのよ』 と、ボソッと。 泣きましたね。母の愛に。 あ、あと、彼は庭の落ち葉ひろいをせっせっせっせと黙々こなして グレンフィディック21年モノ を父から貰ってました。 ウソーええの!?にじゅういちねんて! 太っ腹な父の愛にも涙。やっぱカッコイイようちのパパンは! 『 にも飲ませたれよ』 と言ってましたけどね。二アリーイコール私の物…ジャイアニズム発揮、と。 彼のこと、もっと好きになりました。 うちの人見知りの犬が瞬速で懐きにかかってましたから、きっと いい人…もしくは一流のペテン師なんでしょうね。 #
by fu-ta-ri
| 2006-04-12 17:26
| Usual days
どーも… もうすぐ休学の為故郷に帰ってしまう親友と カラオケオール (~4時、690円也) に行ったら、お2人様ご案内~と 8名様用!スペシャル○○店・特製掘りごたつ座敷room に案内された です。友達がアイドル以上に可愛かったからですか? 掘りごたつはいいんすけど、あの、めちゃ離れてるのね、相手との距離が。 密室のひろーい部屋でギュッギュくっついてるのもアレだしよう。 寝っころがってもまだ広く、嫌がらせか!?と。何畳あんねん、この部屋…と。 というわけで、もうこんなところはいやだ!と 半月くらい帰省しまーふ。 黒みつ を に託して。 いいパパっぷり示さないと別れをたたきつける方向で、いってきます。 実は栄養面が心配で鉄キャンデーとかいうのをあげた。3粒で鉄とビタミン! #
by fu-ta-ri
| 2006-02-21 15:07
| Usual days
ついに明日はバレンタインデー。 男性陣、もう今からドキドキしてるんじゃないかな? んまぁ…私の予定はというと、自分の働いている BAR に早々と出勤し、 女性の常連のお客様が持ってきて下さるチョコを頂きに行くことしか決まってません。 若い男性客を集めるために雇われたはずの女性スタッフなのに、 何故か女性にチョコを貰うために出勤する、と。 マスターごめんなさい。 ♡→ܫ←♡ 黒みつ、お前も2.5kgも太ってないでネコムライス作ってね。 #
by fu-ta-ri
| 2006-02-13 18:09
| Usual days
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