May 7, 2005また、風邪がぶりかえしてしまった。 スポーツ飲料の2ℓペットを買ってきたり、ベッドにタオルを敷いたり、 たまご粥をつくったり、わたしを着替えさせたりと、それはもう は大忙しだった。 そのうえわたしは熱が高いと余計にわがままになるので、彼を呼びつけて 『5分でいいからここに居て。 のひざの上じゃないと眠れなーいー!』 などと言って (彼が無理やり寝かせようとするんだもん) その状態で映画を観たり。 体中の関節まで熱を持ったようにヒリヒリするので、トイレにすら立ち上がれないとき よしよしと連れて行ってくれたり、わたしの好きなアイスを買ってきてくれたり…。 しかし、そんなわたしも学生である。休みの日はいいけれども、 授業がある日までヒーヒー言っていられないのが悲しい身分なのである。 朝7時に起きて、彼を起こさないようにそーっとベッドを離れてシャワーを浴びに行く。 体中がまるで戦いの後のように疲れきっているので、数10分間はただそこで 頭からシャワーの水を浴びているだけだった。半分意識もなかった。 そしてなんとかキレイになり、浴室から出ると彼の料理をしている音が聞こえてきた。 ドアを開けおはようと言うと「いま、お弁当つくってるからねー」と言って笑った。 彼がつくったお弁当を学校に持っていくのがどんなに楽しいか想像もつかなかった。 学校に行くと、みんなに「そんな彼氏ほしーい!いいなーいいなー」と言われ、 授業中早くお昼にならないかなぁなんて。ドキドキわくわくする気持ちはとても好きだ。 けっきょく、2限が休講になったので友人と話しながら最寄駅まで帰っていると 駅前でティッシュ配りしていた若い女の子と目が合ったのでにこっと一応笑ってみたら 通り過ぎて10m程離れたときに彼女が追いかけてきて、わたしにこう言った。 「 くんの彼女ですよね!?」 『えっ?あ、はい…。』 そう答えると彼女はにこっと笑ってまた仕事をしにかけ戻っていった。 一緒に居た友人は、年下のくせに~くんなんて!と憤慨していたが、どうやら彼女は 彼のバイト先でたまに一緒になる女の子らしいのだ。そんな雨の日だった。
by fu-ta-ri
| 2005-05-07 11:18
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