Mar 19, 2005今日は、実際にあった Romeo&Juliet のお話。 イタリアのパドゥアに住む70歳のエットレさんは 年金を受給して生活をしながら、彼の妻、ロザーナさんを 心臓発作によって昏睡に陥ってからの4ヶ月の間、 ずっとベッドの側で見守り付き添っていた。 しかし、待てども待てども妻が目を覚まさない状況に心底絶望し、 そして疲れきってしまった彼は、自宅のガレージでガス自殺をしてしまう。 するとまさにわずか12時間後に、ロザーナさんは目を覚ました。 彼女は、パドゥアの病院で意識を取り戻してからすぐに 愛する夫はどこにいるのか尋ねた、と地元メディアは報道した。 というお話なのである。 偶然なことに、パドゥアの町はシェイクスピアの悲劇 【 Romeo&Juliet 】 の舞台、イタリア北部のベローナから わずか60kmしか離れていないところなのだそうだ。 ロザーナさんにもう1度会えるのを、心から望んでいただろうエットレさん…。 もう会えないことで、生きることに絶望してしまうほどに 愛されていたロザーナさんは、とても幸せな女性だと思うのだ。 お2人が、もう生涯またふたたび会えないことに なってしまったのは、とても悲しい事実なのだけれど… エットレさんはロザーナさんが意識を取り戻してくれたことを、きっと 天国で誰よりも喜んで、見守り続けてくれているんだろう。
by fu-ta-ri
| 2005-03-19 20:30
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